クラブライセンス制度導入の影響: コラム | J SPORTSヨーロッパのサッカー界は1990年代の初めにバブル的な状況を迎えた。イングランドではプレミアリーグが発足。UEFAはチャンピオンズカップを改組してチャンピオンズリーグが始まった。そして、そうした新しいリーグが時期を同じくして開始された有料放送にとっての最高のコンテンツと見なされて、テレビマネーという豊富な資金がサッカー界に流れ込んだのだ。選手の年俸(人件費)は高騰し、それを支払うために各クラブは莫大な収益をもたらすチャンピオンズリーグ出場が必須条件となり、出場権を確保するためにはさらに人件費に大金を投じる必要が生じる……。そんな状況が続いてきたのだ。そして、同時に一方では、アメリカの資本や資源を背景とした新興国の投機的な資金も流入してくる。
そんな状況下でクラブの財政規律を守らせ、弱小クラブの破綻を防ぐ……。ヨーロッパでクラブライセンス制度が発足したのは、背景にそんな事情があったからだ。そして、それと同じような制度が日本にも導入されるというわけだ。